地下アイドルやメイドの聖地である秋葉原では、もともとアイドルとして活動した後にコンカフェ嬢に転身するといった流れがあります。
- 地下アイドルからコンカフェになることの抵抗
- コンカフェ嬢転身の周りの印象
- 地下アイドルとコンカフェで会える需要がある
元地下アイドルからコンカフェ嬢になる人
地下アイドルからさまざまな事情でコンカフェ嬢になる人がります。
自分から積極的にコンカフェ嬢になる人から環境面で仕方なく地下アイドルをやめざる負えなくなった人まで理由は個人によって違います。
社会人経験を積みたい人
地下アイドルと社会人の働き方は全く別物。
地下アイドルは接客業ではなく芸能活動によってお給料をもらいます。
一方でコンカフェ嬢は飲食店のように食べ物と接客サービスで会社からお給料をもらいます。
一般的な社会人としての働き方に近いのがコンカフェ嬢の方です。
目の前のお客様に最高のサービスを提供してその対価として料金が発生するシステム。
その点、地下アイドルは歌やダンスといったエンターテインメントでお客様を満足させてライブ活動やイベントで収益が発生しています。
ビジネスモデルからも全く異なる両者なので求められる能力も違ってきます。
コンカフェ嬢は接客サービスという点ではどの職業に変わっても通用する能力がつく仕事内容であり社会人として必要なスキルが備わっています。
コンカフェ嬢に転身して一般社会でもしっかり働ける力を身につける目的で働いている人もいます。
地下アイドルだけでは生活が厳しい人
地下アイドルだけで生活ができている人は一握りです。
ある程度の知名度がある芸能事務所に所属していなければ、安定した収入は約束されておらず最低限の生活レベルを維持することは非常に難しい現状です。
実際には地下アイドル活動とあわせて掛け持ちでバイトをやっている人が大半になります。
コンカフェ嬢はアイドル性も要求されるお仕事なので地下アイドルにとっては相性のいい職業と言えます。
地下アイドルとして活動する傍らコンカフェ嬢としてパートタイムで働く人も多くいます。
コンカフェ嬢で大々的に表に出ると地下アイドルの活動で支障が出ることもあるので工夫が必要。
掛け持ちが許可されているお店では地下アイドルがお給仕していることがあります。
売れない地下アイドルがコンカフェ嬢に転身
地下アイドルの活動が波に乗らず引退しコンカフェ嬢になる人もいます。
これはアイドル自身の力不足というよりは芸能事務所の規模が大きく影響している場合があります。
中小企業の事務所に所属する地下アイドルは十分にプロデュースや広告サポートを受けることが難しい環境です。
タレントに力はあっても売れないことも十分あります。
コンカフェ嬢に転身する人は少なくありませんが、結果的にお客様から人気を集めてアイドル的なポジションで活理想的なポジションにつけている人もいます。
コンカフェで働くことを過度にマイナス評価する必要はないと言えます。

地下アイドルとコンカフェの掛け持ち

地下アイドルとコンカフェの掛け持ちはお店によって許されているところがあります。
コンカフェではYoutubeやTwitterといったSNSでPR活動をおこなっていることが多く、キャスト自身が運用していることがほとんどです。
地下アイドルとしてSNS上での露出NGや客引きができないといった部分がコンカフェの掛け持ち勤務で一番のネックになります。
しかし人手が不足しているコンカフェでは掛け持ち勤務を推進しているところがあります。
お給仕 (接客) のみで勤務可能な場合
店内スタッフとして仕事をするだけであれば地下アイドル活動に支障を来たすようなことは少ないと考えれます。
お客様が来店された時にもし気になるキャストがお店にいればリピーターになってくれる確率はぐんと高くなるでしょう。
逆に気になる人が全くいない場合は初回の来店のみで終わってしまします。
1人でも多くのキャストがお店にいることによって在籍キャストのバリエーションが増えます。
お店側としてもタレント性があるキャストを1人でも多く抱えることでお客様の幅広いニーズに応えることができます。
掛け持ちOKか事前に確認して問題ないお店を選べばアイドルやタレント業をしている人でもコンカフェで働くことができます。
体入単発キャストを募集している場合
体験入店の単発募集をしているお店で働いている地下アイドルもいます。
同じお店に一定期間とどまる必要がなく、さらに体験入店の場合はシフトに融通が効くので一時的な収入にもつながります。地下アイドルにとってはコンカフェは魅力的な求人なのです。
もし気に入ったお店があれば継続勤務するのもいいでしょう。

コンカフェ嬢転身の際の注意点
地下アイドルからコンカフェ嬢に転身する際、気持ちの変化や葛藤と向き合うことになります。
コンカフェ嬢になるとアイドルから格落ちしたという印象を持つ人もいるかもしれませんが本当にそうなのでしょうか?
まわりの評価を気にし過ぎない
地下アイドルからコンカフェ嬢に転身しても格落ちしたと思われることは少ないでしょう。
もともと地下アイドルはアンダーグラウンドで活動しているインディーズグループ。
その知名度は、地下アイドルからコンカフェ嬢になったからといって大きな差はないでしょう。
必要とされる場所で活躍することが優先事項であるなら、過度に周囲の目を気にすることなく自分のやりたい気持ちを大切にすることが重要になります。
コンカフェの方が簡単という錯覚
コンカフェ嬢は周囲を見たり、目の前のサービスに集中したりと広い視野が求められます。
地下アイドルからコンカフェ嬢になった人はコンカフェの方が仕事内容が簡単と錯覚している場合があります。
アイドルのキラキラしたイメージが選考し「露出度が多い = 高い仕事レベル」と認識してしまう罠に陥りやすい為です。
油断した気持ちで採用面接を受けたり、仮に採用されて働くことになっても上手くいく可能性は低いです。
地下アイドル時代のプライドや先入観が邪魔をしてコンカフェ嬢の仕事で結果を出せない人は大勢います。
